みなさんこんにちは。本職はダンサーですがたまにDJもやってます、HARUです。
本日のトラマガはダンスをやるうえでかかせないHIPHOPカルチャー、DJ(スクラッチ)、MC(ラップ)、B-BOYING(ダンス)、グラフィティの中のひとつでもある、【DJ】をクローズアップしようと思います。
みなさんDJと聞いて何を思い浮かべますか?
クラブなどで音楽を流すDJの他にも、歌を歌っている人の後ろにいるバックDJもいます。ラジオのDJと答える人もいるでしょう。
今回のDJは、選曲者のDJについてです。
ディスコやクラブ、パーティー、ライブ、野外ライブなどでPCなどの録音された音源を使い音楽をかける人である。
Wikipediaより
DJっていつからだれがはじめたの?
1973年にニューヨーク・ブロンクスでジャマイカの移民であるクール・ハークがHIPHOP DJを普及させました。
クール・ハークはブレイクビーツやスクラッチの技法を開発し、現在のHIPHOPカルチャーの普及に大きく貢献しました。
ブレイクビーツ
ブレイクダンスで使われるような音楽のジャンルのひとつ
スクラッチ
レコードを前後にこすることで発生するノイズをリズミカルに刻み、演奏の一部として使用する技術
DJは何のためにいるの?
先ほどの説明の通り、「音楽をかける(選曲)」人です。そして、「音楽と音楽をかけ合わせる(ミックス)」人です。
お客さんが盛り上がるような選曲をし、スムーズに次の曲へ移行して聞いてる人やその音楽で踊っている人に違和感を与えないよう(もしくはさらに盛り上げるように)音楽をかけ続けています。
場合によっては音楽にエフェクト(加工)をかけたりスクラッチしたりもしますが、基本的には選曲とミックスをするためにDJはいます。
DJは何を触っているの?
どういう方法でDJプレイを行うかにもよりますが、曲をかけるための機材(ターンテーブル)が2台(曲Aから曲Bにミックスするときに2曲同時に音楽をかけないといけないため2台必要)と、その曲同士をミックスするためのミキサー(通常真ん中に置いてDJがしきりにつまみなどをいじっているアレ)があります。
後ほど紹介しますが、PCのDJソフトで選曲をする場合やDJコントローラーの場合ターンテーブルとミキサーが一体化してたりと機材はDJのプレイスタイルによって様々です。
またヘッドホンで聞いてるのは次にかける曲で、BPM(曲のテンポ)を前後の曲で合わせたり、切り替えするポイントを探したりと、ヘッドホンのなかで流れる曲とスピーカーから流れる曲とを頭の中でミックスしながら準備しています。
DJのプレイ方法って何があるの?
・アナログターンテーブル
アナログレコードを使用してDJをします。
メリット
- 直感的な操作が可能
- 針のあるところの音が出るので、仕組みとしてはシンプル
- レコードの音には深みや温かみがあるので、PCの普及した今でもアナログ愛好家は少なくない
- 大きいレコードを操る姿やプレイパフォーマンスに憧れてアナログDJを始める人も多い
デメリット
- とにかくかさばる
- 大きくて場所を取るため、移動が大変
- 塩化ビニールで出来ているため日の当たるところに置いておくと反って使えなくなるのでケアが大変
レコードが入ってます
開けたらこんなにたくさんのレコードが!
こんな感じ
選曲するときこうやって出しますよね
こんなに大きい!
・CDJ
DJ用のCDプレイヤーを使用します。一般に普及してるCDやCD-Rを使用してDJをします。
メリット
- セッティングの面倒が少ない
- 今持っているCDがすぐに使えるのでとても手軽
- CDだけでいいので移動の持ち運びは一番コンパクト
デメリット
- CDJのランク(値段)によってプレイの範囲(できること、できないこと)に差が出てくる
- CDJの種類によって操作性の違いも他のDJ機材より多い
・PCDJ
PCにインストールしたソフトを使ってターンテーブル、またはコントローラーを操作。
Serato、TRAKTOR、VIRTUAL DJ、djay、rekordbox、WeDJなどのDJソフトを使用。
ターンテーブルを使用する場合は専用レコード(バイナル)に信号を送り音をならす。
コントローラーの場合はターンテーブル、ミキサーなどの機能が1台に搭載されているので、その他にPC、スピーカー、ヘッドホンがあればDJができる。
種類によってはPCではなく手持ちのスマートフォンに入っている曲でプレイできるコントローラーもあるので、一番手軽に始められる方法でもある。
メリット
- 楽曲が全てデータなのでPC1台で何万曲もの持ち運びが出来るため、その場に応じたDJプレイが可能
- オリジナル・トラックやリミックスがプレイができ、高解像度で音質も追求できる
デメリット
- PCのスペックによって動きが鈍くなったり、最悪の場合途中でフリーズして音が止まってしまうこともある
- 機材やPCに関してもある程度の知識が要求され、現場の他DJとの交代も大変
第1回目はここまで
テレビなどでDJを目にする機会が増えた一方、「何をしている人なのかわからない」と思われがちなDJ。
実際はいろんな技術や知識、想像力を駆使してプレイしています。
これを機にDJやHIPHOPカルチャーに興味を持ってくれたら幸いです!
ちなみにトラックスにはCDJ、ターンテーブル、インターフェースもスタジオに完備しております。
もし気になったらスタッフに言ってみたらDJ体験出来るかも?!(オススメは木曜21:30~のワンコインスタジオ解放デーのタイミングです!)
今後は機材のレンタルも開始予定ですので、イベント等で使用したい場合はホームページをチェックしてみてね!!
※今回の記事の作成には北海道内各地でDJとして活躍しているLOUD-Kさんに協力していただきました!新曲もitunesで配信しているので、こちらも要チェック!
LOUD-K

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